LPIC Level1 パッケージマネージャー

はじめに

LPICの勉強を進めるにあたってパッケージマネージャーが混同するので、まとめてみようと思いました。

ディストリビューションの種類

パッケージマネージャーを考えるにあたって、Linuxディストリビューションの派生で基本的に同じコマンドまたはその後継のコマンドが使われます。
なので、まずはLinuxディストリビューションと派生についてまとめた表が下の表です。
そしてディストリビューションの行で赤字にしているものがLPICで出るものです。他のは今のところでていないので、覚える必要はないです。Pacmanコマンドが出ないのは少し残念です。

ディストリビューション	派生
Debian	Ubuntu, Linux Mint, elementary OS, Zorin OS, Raspbian, MX Linux, Pop!_OS
Red Hat Enterprise Linux (RHEL)	CentOS, Fedora, Oracle Linux,RockyLinux,MiracleLinux
Arch Linux	Manjaro, EndeavourOS
Slackware	Zenwalk, VectorLinux
Gentoo	Sabayon, Calculate Linux
SUSE Linux Enterprise	openSUSE, GeckoLinux, Leap
Chrome OS	CloudReady, Chromixium

パッケージマネージャーの種類

パッケージマネージャーの種類は各ディストリビューション毎にだんだんと進化していき、コマンドが変わったものがあります。各ディストリビューション毎のコマンドが下記です。

1. Debian系
   • dpkg
   • apt-get
   • apt
2. Red Hat Enterprise Linux
   • rpm
   • yum
   • dnf
3. SUSE Linux Enterprise
   • Zypper

はい、すでに難しいですよね！大丈夫です。私も覚えれてないです！！(大丈夫じゃないです。)
正式名称を知ることで少しは覚えやすくないと思うので、下記の表にまとめました。

パッケージマネージャー	正式名称	機能
dpkg	Debian Package	Debianパッケージのインストール、アップグレード、削除など
apt-get	Advanced Package Tool	APTのコマンドラインユーティリティで、パッケージのインストール、アップグレード、削除、依存関係の解決などを行う
apt	Advanced Package Tool	apt-getコマンドをより直感的に使用できるインターフェースを提供する
rpm	Red Hat Package Manager	RPMパッケージのインストール、アップグレード、削除など
yum	Yellowdog Updater, Modified	RPMパッケージのインストール、アップグレード、削除、依存関係の解決などを行う
dnf	Dandified Yum	yumの後継として開発されたRPMパッケージマネージャーで、より高速で効率的な機能を提供する
zypper	Zypper	RPMパッケージのインストール、アップグレード、削除、依存関係の解決などを行う

パッケージマネージャーのオプション

パッケージマネージャー毎のオプションがすごくややこしいので代表的なものをまとめます。基本的に一文字のものがハイフンが付きます。把握している範囲で書いているので、間違っていたりしたら修正するので教えてください…

オプション/パッケージマネージャー	dpkg	apt-get	apt	rpm	yum	dnf	zypper
インストール	-i	install	install	-i	install	install	install
アップグレード		upgrade	upgrade		update	upgrade	update
削除	-r	remove	remove	-e	remove	remove	remove
完全に削除	-P
検索	-S	search	search	-q	search	search	search
パッケージ情報表示		show	show	-q	info	info	info
インストールされたファイルの一覧表示	-L
パッケージリスト更新		update	update

終わりに

正直まだ全然覚えきれていないですが、というかパッケージマネージャーのオプションが難しいし、量が多いので、少しずつ間違えたりしながら記憶を定着させて行きたいと思っています。頑張ります。